安全運転は運転姿勢から

毎日通勤や買い物等で車を運転する時、正しい運転姿勢でハンドルを握るドライバーはどれ程いるでしょうか。あるテレビCMをきっかけに安全運転の運転姿勢について考えます。

■ 正しい運転姿勢の5つのチェックポイント
正しい運転姿勢とは運転に必要な操作を無理なく確実にできる姿勢です。私は教習所で正しい運転姿勢について学びましたが、改めておさらいしたいと思います。

【シートに深く座り、しっかり踏ん張れるようにシートスライドを調整する】
お尻の後ろに隙間があり、いざという時強くブレーキが踏めないことがないように背中とお尻をピッタリつけて腰に負担がかからないようにシートに深く座ります。
シートに深く座り膝を曲げた状態で、足のせ台にのせた左足が強く踏ん張れるようにシートスライドを調整すると、カーブでも安定した運転が続けられ、衝突時に足を骨折する確率を下げることにも繋がります。

【肩を前に動かさなくてもハンドル操作できるよう調整する】
ハンドル操作しやすい、きちんとメーターが見える、緊張しない姿勢になるように、ハンドルを時計の文字盤に例えると、9時15分の位置を両手で握り、肩を動かさずに12時の位置を片手で握り、少し肘が曲がるようにハンドルやシート位置を調整します。

【視野が広くなるようにシートは高めに調整、ヘッドレストの調整も忘れずに】
視野が広くなると運転しやすくなるので、メーター等が見えなくならないように快適な範囲でシートを調整します。
追突された時鞭打ちを軽減する頭と首を休め、守るヘッドレストを真横から見て耳の後ろに中心がくるように調整します。

■ 人間中心のドライビングポジション
ずっとどの車もシート、アクセルやブレーキの位置は同じだと思っていましたが、先日、「人間中心の車作りをするとドライバーによってシート、アクセルやブレーキの位置が違う」というマツダの新型アクセラのテレビCMを見ました。
担当者によると、「人馬一体」というコンセプトの開発をし、操作しやすい車を運転すると安全性とコントロール性も向上するそうです。
自分が車を運転している感覚、自分の身体が包み込まれる感覚を味わえることを可能にした開発者の熱意に感服です。

理想的な走りを実現するには、ドライビングポジションが大切です。教習所で習ったことを今一度思い出して快適な安全運転を心がけます。

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